3蜜・濃厚接触は避けられないから

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介護アロマとフットトリートメント

 やっと秋らしい陽気になってきましたね。いよいよ今週【介護とアロマテラピー講座】と介護職の方の受講も多い【足から全身をととのえる】フットトリートメント講座を開催いたします。

 さて、なぜ介護の現場でフットトリートメントが注目を集めているのでしょうか。講座の中でシェアする予定ですが、ここでもほんの少しお話しようと思います。

 老人ホームなどの高齢者施設に入所されているお年寄りの方に関わる機会が多いので必ずチェックするのですが、足がむくんでいる方が本当にたくさんおられます。それにはいくつかの理由があります。歩くことが不自由で車椅子の方は特に、座っている時間がどうしても長くなります。足は下へさげっぱなしで、しかも1日中靴を履いていることがほとんど。一般的な日本人の生活スタイルではあり得ないことですよね。リハビリテーションの専門家の立場でみると、身体に合っていない車椅子を使っている方がやはりとても多いので、膝の裏側が座面に圧迫されているケースもよく見かけます。さらに、以外な盲点となるのが下着の締めつけです。冷えたらいけないから、と心配して着やスパッツ…いわゆるが長めのパンツやズボン下の類を何枚も重ね履きしているとこれらが足の付け根の部分を(鼠径部といいます)圧迫していることがあります。これらはすべて足のむくみの原因になっているのです。

 ベッドから車椅子への乗り移り(移乗動作・トランスファー)の介助量が多い方は特に朝、車椅子に移乗したら夜、寝るまでほぼ座りっぱなしというケースすらあります。立ち上がる機会はトイレの時くらい。認知症の影響だったり、介護スタッフのマンパワーの問題など仕方がない部分もあるのですがやはり、ご本人にとっては苦痛が大きいと思います。きっと私たちが想像する以上の苦痛なのではないかと思うのです。自分自身に置き換えて考えると、椅子に座ったままの姿勢で身動きが取れない状態をどのくらい耐えられそうですか?授業・講義などを想像すると2時間が限界でしょうか。


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【こころとからだを癒す】アロマハンドトリートメント講座 開催レポート

 2018年9月28日(金)開催【こころとからだを癒す】アロマハンドトリートメント講座の開催レポートをお届けいたします。

 本講座はケアに携わる方からひとに接することに慣れていない一般の方、アロマテラピー初心者まで幅広い方々が受講されておりますが、今回は偶然にも医療・介護従事者、整体などボディワーカーの皆様にお集まりいただきました。物腰や手の動きから、ひとと接することに慣れていらっしゃる方たちだということがよく伝わるものだなと改めて感じました。

 トリートメントオイルの作製実習では「トリートメントをして差し上げたい人がいるんです」と、具体的なイメージを持って精油のブレンドに挑戦してくださった方もおられました。

 午後の部【ハンドトリートメントブラッシュアップ講座】では、受講者の皆さまのアロマテラピーへの熱い思いを聞かせていただきました!「やっぱりアロマっていいですね、医療や介護の現場で当たり前に使われるようになればいいのに」「資格取得を含めてこれからももっとアロマを勉強していきたい」などなど。この講座が看護、介護、精神科作業療法に、運動療法にとそれぞれの職域でアロマテラピーを活かしていこうと試行錯誤し、学びを深めていらっしゃる皆さまの情報交換の場となり、新たな一歩を踏み出すきっかけとなることができていたらとても嬉しく思います。なんだか私自身も勇気をいただいたような気持ちでいます。


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暑い季節こそフットトリートメント!

 6月。一年でもっとも鬱陶しい季節になりました。梅雨~本格的な夏に向けて気温や湿度がどんどん高くなり、エアコンの効いた室内で過ごす時間が増えてきます。梅雨から夏場にかけてこのような症状はありませんか?

➊疲れやすい

❷足のむくみや冷え

❸だるい

❹眠りが浅い

❺胃腸の調子がよくない

 いわゆる「夏バテ」(最近は「梅雨バテ」という言葉もよく耳にしますね)の症状です。これらは主に室内と屋外の気温や湿度の差が大きくなると、体温や心拍数などを調節する自律神経のバランスが崩れることにより出やすくなるといわれています。

 特に足の冷えやむくみ、だるさは、寒い季節よりも夏場の方が注意が必要です。夏は素足にサンダルといった服装が多くなったり、入浴はシャワーだけで済ませてしまったり、足以外の部分は暑いと感じてついついエアコンの設定温度を下げてしまったり、冷たい飲み物や食べ物に手が伸びがちです。実は、これらの生活習慣によって身体の深部が冷えてしまっている人が多いのです。そしてこの「冷え」が足のむくみやだるさの大きな原因となっています。

 


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「冷え性」と「低体温」~身体の冷え対策とアロマテラピー~

 【身体の冷え】に悩まされている方、女性には多いと思います。足先や指先の冷えなど寒さが本格的になるこの時期は特に辛いものですね。

 いわゆる「冷え性」とは四肢の末端部や上腕、腰部など身体の一部に冷感を感じること、と定義されています。一方「低体温」という言葉もよく耳にしますが、こちらは身体の特定の一部ではなく、そもそも体温が低い状態のことをいいます。

 要するに「冷え性」は身体の表面温度、「低体温」は深部温度(内臓温度)というように区別されますが、普段から平熱が低めでかつ手足が冷たいという人が実際には多く、医学的には両者の区別は明確ではないとされています。それぞれの対処法は少し異なっていて、寒い季節の強い味方、厚手のソックスやレッグウォーマー、手袋に使い捨てカイロ…これらはあくまで表面温度を上がるためのものです。あったかグッズを投入しても身体の冷えが解消されないという方はやはり身体の内側から温める必要があります。


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冬のアロマテラピー【あなどれない『手浴』の効果】

 アロマテラピーを毎日のセルフケアに取り入れていただくためのアロマ活用術をご紹介いたします。    

 11月半ばを過ぎ朝晩はめっきり肌寒くなりましたね。これからの寒い季節におすすめなのはなんといっても【手浴】です。ご自宅でももちろん簡単にできる方法なのですが、老人ホームなど高齢者の施設でも積極的に取り入れられています。その理由はやはり効果の高さにあると思います。

 そもそも手浴や足浴などの【温浴法】は物理療法の中に含まれる立派な治療法のひとつ。ちなみに物理療法とは電気・超音波・牽引などが含まれます。いかにも「治療っぽい」ものばかりですよね。温浴法はそれと同格のポジションにあります。整形外科やリハビリテーションの臨床では日常的に行われています。

 温浴の効果とは❶血流を促進❷鎮痛❸むくみの軽減❹筋肉の緊張を緩和❺関節の動きをスムーズにするなど。局所的な作用だけでなく「精神的な鎮静」「新陳代謝の促進」といったこころとからだ全体への作用があるとされています。今回のテーマである【手浴】の場合は、温めるのは手だけでも腕~背中~頸部と上半身全体の血流を促進して、肩や頸の筋肉の緊張を緩和する効果があるとされています。その結果、肩こりや頭痛を和らげることにつながるのです。さらに新陳代謝を活発にして疲労回復の助けになったり、精神的なリラクゼーション効果は同じ部分浴でも足浴より手浴の方がより高いといわれています。

 自宅で行う場合でも特別な道具は一切不要、しいて言えば洗面器のみです。やらない手はないですよね。さらに精油をプラスすれば香りの作用との相乗効果が期待できます。洗面器に湯を張って精油を1滴、でもよいのですが保温効果が高い天然塩や保湿効果のある植物油に精油を加えて作るバスソルトやバスオイルを使うのがさらにおすすめです。

 ちょっと熱いかなというくらいの湯の中にお好みの精油を加えてよくかき混ぜてから両手を浸します。深呼吸しながらじっくり1~2分。湯がぬるくなりきらないうちに手を引き上げます。血流を促進し、身体を温めてくれる効果が高い柑橘系の精油や【こころとからだを温める精油】といわれ、リラクゼーション効果に優れたマジョラムスイート精油などがよいでしょう。

 冷え性、肩こりや頭痛に悩まされている方、疲れが抜けにくいという方はぜひ、手浴をぜひ毎日の習慣にしてみてはいかがでしょうか。特に、眠る前の手浴は深いリラクゼーションと質の良い眠りを誘います。また、仕事中の気分転換やリフレッシュにも。


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講座のご案内に関するお詫びとお知らせ

【こころとからだを癒す アロマハンドトリートメント講座】&【ハンドトリートメント ブラッシュアップ練習会】に関して2017年9月9日(土)横浜戸塚にて開催と告知しておりましたが、諸事情により日程ならびに会場を見直すこととなりました。受講を検討されていた皆さまには大変申し訳ございません。詳細が決まり次第aroma and life AOのHPならびにFBページ(https://www.facebook.com/aromalife.ao/)にて改めて告知いたします。日程は同じく9月中、会場は藤沢・横浜エリアを予定しております。今しばらくお待ち下さいませ。講座の内容もさらにブラッシュアップさせたものを企画中です。皆さまの参加をお待ち申し上げます。

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アロマテラピー体験DAY 無事に終了いたしました!

 第2回アロマテラピー体験DAY @横浜戸塚 無事に終了いたしました。今年一番の暑さの中、足を運んで下さった皆さまどうもありがとうございました。【アロマスプレー作り】と【アロマトリートメント】をお手軽に体験していだだくこのイベントですが、今回はほとんどの方が両方を同時に体験して下さいました。

 【アロマスプレー作り】ではお友達へのプレゼントや小さいお子さんと一緒に親子で挑戦してくれたりと、スプレーを2本お持ちになられた方もいらっしゃいました。「うちに帰ってからお父さんにもシュッてしてあげるの!」「夜眠る前に枕元に香りを漂わせたらよく眠れそうね」など、作ったスプレーをどんな風に使おうかとお話にも花が咲きます。

 【アロマトリートメント】ではフットとハンドからお選びいただいたのですが、トリートメントをこれから学びたいと考えておられる方への導入編としてもお使いいただけたようです。まずはご自身が「受けてみる」ことはとても大切なことだと思います。

 「アロマテラピーには興味があって本を読んだりするけれど、実際にやっている人とお話をするのは楽しいですね」「精油の香り比べができるまたとない機会ですね」というお話も聞かれました。アロマテラピー体験DAYを通じて、アロマテラピーそのものにもっと親しんだり、精油やトリートメントについてもっと知りたい!と感じるきっかけとなることができれば嬉しく思います。


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【こころと身体を癒す】ハンドトリートメント講座 全セッション終了いたしました!

 4月21日と5月27日の全2日間、4講座すべて無事に終了いたしました。参加下さった皆さまどうもありがとうございました!

 講義・精油のブレンド体験・トリートメント実技と内容盛りだくさんの講座でしたが、熱心にメモを取りながら講義を受けて下さったり、興味深々で精油の香り比べをしたり、初めましての方同士でも和気あいあいと手と手を触れ合いながらトリートメント実技をしておられたのがとても印象的でした。

    肩に手を置いている写真は、本講座の特色のひとつにもなっている「オイルを使わないタッチングのワーク」です。自らの手を相手の肩や手にのせて手の温度や重みを伝える、ただそれだけで心地よく、リラックスできたり呼吸が深くなったり…「手で触れること」が持っている力を感じて欲しい「手」について深く知って欲しい、私がこの講座を通じて一番伝えたかったことです。

 「(病気や障害をお持ちの)お義母様のトリートメントをして差し上げたい」とおしゃっていた方や「ボランティア活動につなげたい」「将来はサロンスペースを作って、交流の場でトリートメントをしてみたい」等、皆さまそれぞれにハンドトリートメントへの思いをお話して下さいました。気持ちがほどけて思わず会話が弾んでしまう、これもハンドトリートメントの持つ大きな魅力のひとつです。またハンドトリートメントの技術は多くの可能性を秘めていることを改めて実感しています。

 そして本講座を受講された皆さまからよく聞かれたのが「ハンドトリートメントを通じて、アロマテラピーや精油についてもっと知りたくなった」ということでした。アロマテラピーへの入門編としてハンドトリートメントを学ぶ、というのもひとつの方法だと思います。アロマテラピーに親しむきっかけ作りのひとつとしてもぜひ多くの方にハンドトリートメントを体験していただけたらと思います。

 次回は7月に開催を予定しております。詳細が決まりしだい順次公開してまいります。

 もうひとつお知らせです。本講座を受講された皆様を対象に、ハンドトリートメントの技術をさらに磨いていただくためのフォローアップ講座として【ハンドトリートメント勉強会】を開催いたします。こちらについても随時ご案内していく予定です。


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出張講座のご依頼を頂きました

 5月21日(日)藤沢市~横浜市に4施設を展開されているデイサービス三喜 様よりご依頼を頂いて【アロマハンドトリートメント講座】を開催いたしました。施設の管理者様ならびにスタッフの皆様、午前・午後に分かれて総勢15名が参加下さいました。「デイサービスのご利用者様へハンドトリートメントをして差し上げたい」「アロマテラピーやハンドトリートメントについて知りたい」というスタッフ様が多かったことからこの度のご依頼につながったとのお話を伺いました。

 デイサービスという介護の現場ですぐにハンドトリートメントを取り入れて頂けるよう、精油や植物油について・アロマテラピーの安全な施行法などに関する基礎知識や高齢者にハンドトリートメントを提供する際の注意点、精油その他のアロマテラピー関連用品の購入方法など実践的な内容に関する講義と、精油のブレンド~トリートメントオイル作り体験、ハンドトリートメントの手技を実技形式で行いました。

 さすがは介護の現場で活躍されている皆様、ひとの身体に触れることに慣れておられるせいか、ハンドトリートメントの手技をマスターするのが早く、お互いに「手を動かすスピードはもっとゆっくりがいいかな」「手の密着感が離れないように」とフィードバックし合ったり、「〇〇(ご利用者様)さんによさそうだな」など早速トリートメントをして差し上げたい方について話し合ったりされていたのがとても印象的でした。


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